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「エトセトラ」






 
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2003年8月21日(木)

人口減少社会での日本はルネサンス実現できるか

日本は人口減少しますが悲観することはないようです。人口減少社会でも官僚主義を排せばルネサンスが実現できるようです。

「世界の歴史を顧みると、人口が減少する間に経済と文化が発展した例は少なくない。典型的なのは15世紀のイタリアだ。

イタリアには、1340年に930万人の人口があったが、1500年には550万人になっていたという。160年間に約4割も減少したのである。だが、その間にこそあのルネサンスの文化が花開いたのだ。

それも不思議ではない。人口が減少すると、人々は生産性の低い土地を捨てて生産性の高い都市や沃地に集まった。当然、一人当たりの生産量は増え、食費の比重(エンゲル係数)は低下した。これで生じた社会的余裕でヴェネチアやフィレンツェの工芸品に対する需要が増え、祭りも盛んになり、教会への寄付も増えた。これがやがてラファエロやミケランジェロが絵筆を揮う機会を与えたのである。

その一方で、生産性の低い土地の地主(封建諸侯)は、収入と支配下の領民を失って没落した。この時期のイタリアの幸運は、封建諸侯に農民の流出を止めるだけの力がなかったことである。

人口の減少を経済と文化の繁栄に繋ぐためには、生産性の高い分野に労働力が移る自由を保ち、よりよい生産方法を採り入れる競争を促すことだ。

つまり、労働と資本と土地の移動が、自由に迅速に安価安全に行える体制を築き、あらゆる分野への新規参入とあらゆる業種での新手法の適用を認め、奨励する雰囲気を盛り上げることだ。」

(2003.1.6.日経「経済教室」・堺屋太一氏)

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